Xylem日本のブログ

溶存酸素測定に影響を与える因子 水生環境における溶存酸素は、殆どの生物種にとってその生存に関わる必要不可欠なパラメータとなりますが、そうした溶存酸素濃度のダイナミクスを把握することは、水生管理者、アクアリスト、研究者などにとっても生態系の理解を進めるうえで極めて重要な課題となります。...

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SonTek M9 と CastAway‑CTD の統合 音速プロファイルによる音響測定の精度の向上

背景 - 音速と音響測定 水中音響測定、特に水深測定では、正確なデータを収集するために、水中の音速に関する情報が重要となります。音は、温度、塩分濃度、密度の変化に応じて、水中を伝わる速度が異なります (表 1)。たとえば、音は暖かい塩水では速く伝わり、冷たい淡水では遅く伝わります。...

最新のCTD測定機器を用いた気候変動に関する研究

研究・調査の状況について 北極圏である本地域の海流変動が北欧の気候に及ぼす影響を知る手掛かりになる可能性が示唆されるため、北極研究グループは最新の測定機器SonTek CastAway-CTD(以下、CastAway-CTD)を駆使し、表面が氷に覆われた海中の水温、塩分を測定しました。...

水産養殖における最適な潮流観測

水産養殖において潮流を計測することは、作業の利便性を向上し飼料を節約することにも繫がります。シングルポイントドップラー流向流速センサーDCS Blueは、水産養殖における流向流速の測定に最適な装置です。これは浅瀬から深海まで海洋学で使用されている非常に頑丈で精度の高いAanderaa...

ラボにおける純水の重要性

純水は半導体、電力、製薬、ヘルスケアなど、様々な産業で使用されています。特にラボの分析においては、わずかな不純物が分析結果の信頼性に大きく影響します。実験の目的によって純水の要求水質、除去すべき不純物は異なりますので、適切な超純水・純水製造システムを使用することが重要です。純水というのは、ラボで試験・分析された結果の正...

温度プロセスモニタリングを実施する上で考慮する大切な3つのポイント

現在、滅菌、殺菌工程のような高温時の温度プロセスモニタリングをするための測定器は、主に海外製品が使用されており、高品質・高精度の性能を持った機器が採用されています。従来より、製薬・医療や食品業界では滅菌・殺菌工程を温度管理、モニタリングするために使用されており、取得データには、高い信頼性が求められます。そのため、測定デ...

バイオケミストリーアナライザーYSI 2500が、支持され選ばれる5つの理由

現在すでにバイオケミストリーアナライザーをお使い頂いている、またはご使用を検討されているお客様に、 なぜ今、 YSI 2500 をお薦めするのかを解説いたします。 1.素早い測定が可能(約60秒) 経時変化等を見る際に現状をいち早く分析できる事は非常に重要となります。...

蒸気圧法オズモメーターELITech 5600型を使用するべき5つのメリット

蒸気圧法 オズモメーターELITech 5600型 が、支持され選ばれる理由とは!? 5つのメリットについて、詳しく見ていきましょう。 少量の検体での測定が可能(10μL) マウスやラット等の小動物から取れる体液は限られます。...

DO計による溶存酸素測定 ~ 確かな測定値を得るための補正技術

溶存酸素測定に影響を与える因子 水生環境における溶存酸素は、殆どの生物種にとってその生存に関わる必要不可欠なパラメータとなりますが、そうした溶存酸素濃度のダイナミクスを把握することは、水生管理者、アクアリスト、研究者などにとっても生態系の理解を進めるうえで極めて重要な課題となります。...